実証済みの最新多用途ミサイル

先進中距離空対空ミサイルAMRAAM®は、世界最高精度を誇る、実証済み制空兵器です。AIM-120 AMRAAMは、30年以上にわたる設計、改良、試験、製造を経て、あらゆる天候やBVR(有視界外)といった状況でもパイロットの所要を満たしてきました。4800回を超える発射試験や10回以上の空中戦で勝利を導くなどその性能を遺憾なく発揮しています。

先進中距離空対空ミサイルAMRAAM®は、世界最高精度を誇る、実証済み制空兵器です。AIM-120 AMRAAMは、30年以上にわたる設計、改良、試験、製造を経て、あらゆる天候やBVR(有視界外)といった状況でもパイロットの所要を満たしてきました。4800回を超える発射試験や10回以上の空中戦で勝利を導くなどその性能を遺憾なく発揮しています。

高い柔軟性と精度

AMRAAMは、費用対効果の高い軽量型ミサイルとして比類ない性能を備えています。慣性誘導、ミッドコースにおける目標の位置情報の更新、アクティブ誘導方式の内蔵レーダーを併用しながら狙った目標を探知し、迎撃を行います。また、開発は継続され、現在も近代化改修は進められているので、航空優勢の確保という分野で絶対的な地位を確立しています。

米国のほか40か国で使用され、現在はF-15A/B/C/D/E(イーグル/ストライクイーグル)、F-16(ファイティング・ファルコン)、F/A-18(スーパーホーネット)、F-22(ラプター)、ユーロファイター・タイフーン、JAS-39 (グリペン)、トーネード、ハリアーに搭載されています。また、NASAMS™の基本装備として搭載されています。AMRAAMの最新型は、派生型を含むF-35(統合打撃戦闘機)全機で運用可能となっており、F-35に搭載可能な唯一のレーダー誘導型空対空ミサイルとなります。

AMRAAMは二通りの展開が完全にできるミサイルで、空対空だけなく地上発射による対処も可能という運用上の柔軟性を備えています。空対空ミサイルとしては、高度なアクティブ誘導方式を導入し、シーカーの設計は精緻を極めているため、極めて困難な環境下であっても目標を素早く探知します。一方、地対空ミサイルとして運用する場合も、AMRAAMはNASAMSの基本装備であるため、どの国でも仕様調整なしに空対空と同型のミサイルを使用し続けることができます。

地上配備型の防空システム

AMRAAM-Extended Range(AMRAAM-ER)は、より遠距離かつ高高度の目標を迎撃する新たな地上発射型ミサイルです。大型化したロケットモーターや最適化された飛行制御アルゴリズムによって、射程範囲を大幅に延伸できるようになりました。

このミサイルは、地上配備型の防空に特化した設計で、NASAMSと統合することで、中距離防空システムが求められる現場に高い防空力を提供できると見込んでいます。現在11か国がNASAMSを保有していて、2005年には、米国首都圏の防空システムに統合されました。2021年の第2四半期に第一回の発射試験を予定しており、2022年に納品を開始する予定です。

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